前夜祭には交通部観光署の方正光主任秘書と日本旅行業協会の蝦名邦晴理事長が出席。方主任秘書は、JATAの企画に応じてHIS、阪急交通社、JTB、農協観光、T-LIFEホールディングス、クラブツーリズム、日本旅行、JALパック、VELTRA(ベルトラ)など日本の大手旅行会社がそれぞれ集客に努めたところ、非常に大きな反響があり、400人近くの参加を募ることができたとして感謝した。
「女王頭」(クイーンズヘッド)などさまざまな奇岩が点在することで知られる台湾北部の観光名所、野柳地質公園(ジオパーク)は世界中の観光客が訪れる人気スポットだ。夏の一定期間だけ夜間のライトアップを行う「野柳石光夜訪女王」は2018年にスタートし、現在では毎年恒例の国際級イベントの一つに成長している。イベントの期間中は、公園内への入場人数が制限され、訪れた人々は夜間にしか見ることのできない幻想的な光景を楽しむことができる。
今回のイベントに参加した日本人観光客の一人は、「出発前からとても楽しみにしていた。『女王頭』はパンフレットでも見ていたが、実際にそのユニークな地形と光の演出が合わさることで、想像以上に変化に富んでいてとても感動した。ぜひ家族や友人にも台湾に来て体験してもらいたい」とコメントしており、台湾が日本人観光客にとって変わらぬ人気の観光地であることが改めて確認された。
交通部観光署は、台湾を訪れる個人観光客を対象に抽選で5,000台湾元(約2万円)をプレゼントする「台湾ラッキーランド(遊台湾金福気)」キャンペーンを9月30日まで延長することを決定している。また、団体旅行向けの助成事業も11月30日まで継続して実施する。さらに、さまざまなプロモーションを実施することで、台湾の観光スポットや多様でホスピタリティがあふれる魅力を日本の人々に広く伝え、より多くの日本人観光客の誘致を目指したいとしている。